留学生必見! ゆうちょ銀行カードの申し込み方法
新入生が来日してから、もう1ヶ月経ちました。新しい環境に少しずつ慣れ、生活も軌道に乗ってきたのではないでしょうか。
来日当初は、必要な荷物に加え、たくさんの現金を持ってきたことと思います。家賃や公共料金を支払ったり、アルバイト代などを受け取ったりするためには、本人名義の日本の銀行口座・カードがあると便利です。しかし、皆さんがよく耳にするメガバンク(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行)の場合、口座の開設には、日本に入国してから6ヶ月以上滞在していることが条件です。
そのため、この半年という期間を乗り切るために、ほとんどの留学生は、日本で最初の銀行カードとして、ゆうちょ銀行の普通預金カードを選びます。
ちなみに、文部科学省の奨学金を受けるには、ゆうちょ銀行の口座を持っていなければなりません!(下記画像を参照)
そのため、留学生の生活には、ゆうちょ銀行口座・カードの申請が必須!と言ってよいでしょう。
ゆうちょ銀行カードの申し込み方法はいくつかありますが、大きく分けると「オフライン(銀行窓口で手続き)」「オンライン(アプリで手続き)」「オンライン(ウェブサイトから記入・印刷)+オフライン(銀行窓口で手続き)」の3種類に分けられます。以下、お申し込みに必要な書類や手続きの流れ、注意点などを紹介します。
・オフライン(銀行窓口で手続き)
この手続き方法は、自分の日本語能力に自信がある方、社交恐怖症でない方(!)に適しています。
メリット:銀行の通帳をすぐに受け取ることができます。オフラインでの手続きでは、基本的に手続き当日に通帳を受け取ることができます。なお、銀行カードは、後日、記入した住所に送られます(5日ほどかかります)。
事前に準備するもの:在留カード、パスポート、印鑑、学生証など
オフライン(アプリ)での手続きの流れ
受付担当者に目的を説明した後、スタッフは在留カード、パスポート、学生証のコピーを求めます。次に、3種類の書類を受け取ります。青色の「総合口座利用申込書」、緑色の「お取引目的の確認のお願い」、白色の「お取引に関する届出書」です。銀行にあるテンプレートを参考にしながら、書類に記入してください。記入し終わったら、スタッフが確認した後、銀行カードのパスワードとして4桁の数字を入力するように求められます。(防犯上の観点から、誕生日や連続した数字など「他人が推測しやすいパスワード」は使用できません。事前に考えておいてください。)
〔オフラインでの手続きのTips〕
1.ゆうちょ銀行の営業時間に注意してください。ほとんどのゆうちょ銀行は、午後5時に定時で閉店します。また、週末は休業です。
2.ゆうちょ銀行の住所をしっかり確認してください(ATMしかない店舗・出張所もあります!)。自分の日本語学校や自宅に近い銀行を選べば便利です。
3.一部の地域のゆうちょ銀行は、予約なく来店した場合、混雑の状況によっては当日対応できない場合があります。
・オンライン(アプリで手続き)
メリット:外出せずに、簡単に銀行カードを手に入れることができます。
デメリット:この方法では通帳を手に入れることができません。
事前に準備するもの:在留カード、学生証、パスポート、以下のアプリ!
※ゆうちょ銀行に関連するアプリはいくつかあります。口座の開設には、「ゆうちょ手続きアプリ」を使います。
オンライン手続きの流れ
アプリをダウンロードし、インストールして、開いた後、「新しく口座をつくりたい」を選択してください。「個人情報のお取り扱い」などの注意事項・お知らせが表示されます。すべての情報を確認した後、指示に従って手続きを開始してください。
〔本人確認のTips〕
1.在留カードをスキャンする際は、在留カードをスマートフォンに密着させてください。
2.顔認証の際は、必ず明るい場所で行ってください。
3.パスポートを撮影する際は、パスポートの写真ページの光の反射に注意し、重要な情報が隠れないようにしてください。
手続きが完了してから、約1週間、待つ必要があります
・オンライン(ウェブサイトから記入・印刷)+オフライン(銀行窓口で手続き)
メリット:オンラインで申請書類を記入する際に、中国語を選択することができます。日本語が不得意でも心配ありません。
事前に準備するもの:在留カード、学生証、パスポート、コンピューター、プリンターなど。
公式ウェブサイトでの手続きの流れ
ゆうちょ銀行のウェブサイトを開き、(必要に応じて)中国語表記を選択します。オンラインで、必要な情報を申込書類に入力した後、プリンターで印刷します。
それから、申請書、在留カード、学生証、印鑑、パスポートを持参して、銀行に申請に行きます。申請書を提出すると、当日に通帳を受け取ることができます。銀行カードは、申請書に記載した住所に後日郵送されます。
〔公式ウェブサイトで手続きを行う際のTips〕
下記の画像の通り、23:00〜0:05はシステムのメンテナンス時間であり、手続きができない場合があります。
以上、三つの方法には、それぞれに明確な利点があります。
まず、通帳が必要で、自分の日本語能力に自信がある人は、第一の方法を選択できます。一方、通帳は必要なく、社交不安のある人は、第二の方法を選ぶと良いでしょう。また、通帳が必要だけれど、日本語会話能力に自信がない、という人は、第三の方法を選択してください。
※最後に注意すべき点は、一部の大学の学費振込(例えば、早稲田大学など)には、ゆうちょ銀行のカードが使用できないことです! その場合、日本に滞在して半年以上経過した方は、他の銀行のカードを申請する必要があります。